2013年1月15日火曜日

※生活感あふれる写真が登場します


袈裟の構造をいまいち把握しておらず、「わかんねぇ…」と言いながら長年描きつづけていてさすがに自責の念に駆られるので、簡単な形のものでも、一度作ってみよう!と思った。袈裟を。
というのは、(たぶん)半年ぐらい前のはなしで…



やっとできた!


なかなかのボロきれ具合です。アップはひどすぎてお見せできない。引きでもひどい。
制作のうえでのコツは「心を落ち着けて、香をたきつつ、一針一針縫うこと」だそうです。いわば写経のようなものらしいです。
たしかに、袈裟縫いみたいな細かくて分かりにくい作業を効率重視であせらしく進めようとしたら大変つらいです。つらかったです。
焦っても半年かかってるしな。
さて、なんとか出来あがったはいいものの、ひとつ問題が生じてきました。 
本当の寸法の二分の一の大きさでつくったために自分では着られないのです。リビングで埃をかぶったテディベアにも着せてみましたが小さすぎます。猫に着せようとしたら四つ足で全力抵抗されたのでムリです。


いろいろためした挙句掃除機に功徳を積んでいただくことになりました。

家族に気が触れたと思われる前に事をすませなくては。


上側の布のはしはやや内側に折りこみます。
本当に着る時は、まず左肩にかけた布をおもむろに広げて…などのきちんとした作法があるようですが割愛です。DVD鑑賞がてら縫ったりもしていたのでもう手遅れです。
紐を胸の前で結んで、右側の布を左肩を覆うようにして巻きつけます。そして落ちてこないように内側にはさみこむ。


こんな感じです。腕と足と首と頭がないのを除けばさまになっています。


ちょっと百鬼夜行然としている。
袈裟をはおっただけで来世には尼さんになった遊女の逸話や、天台宗の草木も成仏するという考え方を思うと、掃除機も出家したりせんだろか。

今回の袈裟(如法衣)制作にあたり、『袈裟のはなし』(2000年,法蔵館)と、おもにこのサイトにお世話になりました。