2013年3月17日日曜日




/ウマイワヨ\

………………調べ物をしていると、いつの間にか盛大に脱線してることがある。

円仁さんと恐山に関するメモ、「唐留学中に見た夢のお告げを頼りに恐山にやってきた円仁さんに、霊地の在処を教えた鵜の鳥」…とかいうメモのそばに迦陵頻伽(かりょうびんが、美しい声で鳴く架空の鳥)と走り書きしてあるので調べてみたけど、カワウの泣き方「『グルルルル』『グワワワ』『ゲレレレ』など、コロニーにおいて、喉を震わせて何度も鳴き、時に『グワッグワッ』『グワー』という短い声や伸ばす声も発する」(wikipedia参照)
…美声じゃありません。それに極楽に住まう妙音鳥とカワウではイメージがつながらない。このメモなんだこれ…鳥ってつながりだけで連想すんのか?

参考になりそうな書籍が少し見つかったので後日借りて読んでみるとして。迦陵頻伽の姿かたちについてつらつらググっていると、『信西古楽図』(こっちもあるぞ)というのが出てきた!後世の注があるために信西の名前がついてるけど、描かれた楽器に平安時代中期には消滅しているものも含まれていることから、大元の図像は平安初期あたりに描かれたもの、とも言われているらしい。
見てるうちに気付いたけど、大学の博物館でも模本で少しだけ見たことがありました。その時は一部でしたが、データベースで全部見られるのは素晴らしいですね。欲言えば解像度もサイズももうちょい欲しかった。藝大のほうぼやけとる。

『信西古楽図』は暫定ですが、平安初期の舞楽の雰囲気を感じ取れる史料として楽しめそうです。余談ですが、迦陵頻伽ちゃんと変換できんのな。意外です。
冒頭のウマイワヨさんは正倉院所蔵の螺鈿琵琶にくっついてる迦陵頻伽さんの模写(というほど描けていない)で『信西古楽図』の図像ではありません。実物はもうちょっとアルカイックな味があります…と言い訳しておく。

☆メモ(外部リンク)
衣装の画像つき左舞解説ページ
舞楽年表
雅楽衣装